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HSOとは

未来を創造するすべての『健康』をささえたい

はじめに

健康と長生きは昔から多くの人の願いでありました。現在の日本は、数字の上では世界最高水準の健康が得られることになります。しかし、本当に健康で長生きできているのでしょうか?

寝たきり老人・認知症の老人の増加
若年層・子供の生活習慣病増加
環境汚染
過労死
栄養価の少ない食事

医療の進歩と共に死亡率が減少したことは、医療の進歩の成果だといえます。
その結果、急速な平均寿命の伸びが達成できたともいえるかもしれません。

しかし、これらの事実は健康で長生きな生活を保証するものではないのです。
同時に、健康阻害要因も見られるようになりました。
例えば、老化と共に必然的に生じる疾病もあります。
疾病の克服は健康の保持・増進が重要が必要と理解できますが、健康阻害要因をすべて取り除くことは容易ではありません。

日常からできる限り疾病の予防、健康増進に取り組みながら、場合によっては病気との共存も認めるような健康観が必要ではないかと考えます。

企業が取り組む『健康経営』とは

従業員の健康が会社の経営にも効果をもたらすという「健康経営」の考え方が、企業に広がり始めています。

社員の医療費が減れば、企業が負担している健康保険料の支出も長期的には減り、労働生産性の向上や企業のイメージアップにも結びつくという観点から、事業の一環として社員の健康づくりに積極的に取り組む会社が現れ、効果も上げています。

生命はプライスレスですが、現代社会において一人ひとりの健康は経済的価値を有しております。
すなわち、企業においては従業員の健康は生産性や未来の企業を支える創造力を培う基盤となるものといえます。

経済産業省は、2014年度より「健康経営銘柄」を創設し、東京証券取引所(東証)と共同で、健康経営に取り組む一定の基準を満たした企業について、一業種一社を「健康経営銘柄」として選定しています。

◎健康の定義
健康に関する定義で世界的に知られているのはWHO(世界保健機関)憲章の前文中にあるものです。

「健康とは、身体的、精神的ならびに社会的に完全に良好な状態であり、単に病気や虚弱でないことに留まるものではない。到達しうる最高度の健康を享受することは、人種、宗教、政治的信念、社会・経済的条件の如何にかかわらず、全ての人類の基本的権利のひとつである。

◎健康観の多様化と定義
現在は複雑・多様化した社会のため、個人の健康観、ライフスタイルは様々なものになっています。
同時に、健康については目標ではなく、よりよい生活のための手段として考えられるようになりました。
つまり、健康は他に与えられるものではなく、日々の暮らしの中で、個々の年齢や体力、生活様式に応じて

医療、食事、運動、趣味(生きがい)など、健康に関する事柄を総合化することや、健康に関する情報を積極的に吸収し実践することや参加することが必要とされてまいります。このような変化に対応して、健康に関する定義は「健康とは環境の変化、生活様式の多様化に適応し、積極的に個々のライフスタイルを確立し、謳歌することが基本的権利のひとつである。」と変化していると考えます。

健康事業支援機構の活動について

個人の価値観や生活様式は極めて多様化しており、健康に関する知識も格段に豊富になっております。

このような状況のなかで、健康学習に求められるのは、健康面でのメリットやデメリットについて、最新情報を対象者に提供したり、行動変容のための情報を提供し、個々の意思決定を支援することであると考えます。

「最も望ましい健康的な姿」を対象者の置かれた状況や価値観の違いなどを踏まえつつ、個人が自分で選択する上で必要な情報を適切に提供し、多様な選択をすることの必要性と情報を発信してまいります。

また、健康事業支援機構は、関係団体・法人とともに企業交流と情報交換を深め、
理念である
ー未来を創造するすべての『健康』をささえるー活動を進めてまいります。